ハンバーグと負傷 (2001年2月1日)

 下宿生をやっていると、家賃が生活費の大きな部分を占めます。今、東京での新居を探しているから再認識しますが、家賃6万っていうことは、下宿にいてもいなくても一日あたり2000円消費していることになります。食費や生活費を100円ケチっている自分が滑稽に思えたりもしてきます。
 それでも自炊をする方が、かなり生活費が安上がりになります。レストランほど高級ではなくても、そこそこの食堂で一食食べようとすると、700円前後かかってしまい一日で約1500円くらいの食費がかかってしまいます。自炊をすると一日あたり500円から800円くらいの換算になります。これは馬鹿にならなくて、一ヶ月で2万円から3万円の差、一年間で24万円から36万円くらいの差を生んできます。論文やインゼミの多忙な時期は、学校帰りにみんなで食べることや、閉店前で安くなった刺身などを買ってくることが多くありましたが、基本的には自炊派で1人だけの時に外に食べに行くことは、ほとんどありません。

 自分で作るときには「安い、手間いらず、おいしい、栄養バランスがよい」というトレードオフの問題に直面します。こうした問題を解決するものとして

  1. 鍋系(焼き肉): 鍋は一度作ってしまえば、3日後までは温め直して、具を足して、最後には雑炊になる。下宿に人が来るときも便利、焼き肉はシンプルに焼くだけなら5分で座ったままできる。
  2. カレー、シチュー系: これも一度作ってしまえば、後は温め直すのみ。特にカレーは御飯が進むし、同じものを続けて食べても飽きにくいので、土日には重宝する。
  3. ハンバーグ(餃子): ハンバーグは一度こねて冷凍してしまえば二ヶ月は持つし、オーブンレンジで温めるだけで、メインディシュになる。人参やニンニクやジャガイモをすりおろして入れると、野菜も採れそうだし、一度で10個作っても材料費の総合計が1000円程度で、一個あたり100円くらいで安い。

 一昨日は、「この地でハンバーグをこねるのも最後か・・・。」とか思いつつ、ハンバーグをこねて11個製造して、冷凍庫にストックしておきました。その日の夕食として一つ食べようと思って、オーブンレンジで温めている間、付け合わせのサラダを作るべく、キュウリをスライサーで切っているときに事件は起こりました(゚0゚")。キュウリは冷蔵庫にそのまま入れておくと、ふにゃってきます。ふにゃったキュウリは水につけておくと、数時間で元に戻りますが、もうハンバーグもできてしまうので、切りにくいと思いつつそのまま切っていました。その時、キュウリがふにゃってなって、右手の親指の先を切ってしまいました。
 結構ざっくり切ってしまって、左手で親指の付け根を押さえて止血していました。しかし、どうやら数分で止まる血でもなくて、このまま押さえて止血しようとすると数時間はかかりそうです。それはさすがに時間がもったいないし、腹が減るだろうと考えて、ボタボタ血が落としながら包帯で巻きました。それでも、なかなか血が止まらなくて包帯からも垂れそうになったので、もう一度包帯を換えたりと30分くらいロスしている間に、ハンバーグが固くなってしまったという悲劇がありました。(朝起きると、血でカチンカチンに固まった包帯をとるのが痛かった。)

 鉛筆や箸を持つには不便なのだけど、こうしてパソコンを打つ分には、右手の親指は使用ません(スペースキーは左手の親指で押すクセがあるので)。だから文章を打つ分には全然苦労はありませんが、テンキーを使って数字を打つときにゼロがあると、自然と右手の親指が動いてしまうので「ぐはっ」ってなります。1週間ほどデータ打ちは保留しようと思う今日この頃でした。

 題名にハンバーグと負傷と書きましたが、実はハンバーグは全く関係なかったことに今、気が付きました。