過去・現在・未来 〜+もうちょっと未来〜(2002年4月21日+4月25日)

 気がついたら僕もM2(修士2年)になっていました。子供の頃は大学院生っていろいろ難しいこと考えてそうだなぁと考えていましたが、意外と基本的なことであーだ、こーだ悩んだり、考えたりしているものです。4月は始まりの季節なのだけど、新M2の周りの状況を見ていても、新しいことを腰を落ち着けて始めるような状況ではない人が多く、来年度からの留学や進学や就職と新しいことを始めるべく悩んだり、努力している人が多いと思う。むしろM1の方が、力の使い方の方向がはっきりしていた気がする。
 僕自身にも、それは当てはまっていて、進学すべきか、就職すべきかとか悩んだり、「自分のしたいこととか、自分の出来ることは、なんじゃろ?」とか考えていた。これは今に始まったことじゃなくて、誰でも子供の頃から、いろいろ考えているけど、特に選択肢が明示的に現れる時に、必要に迫られて考えさせられている。

 博士課程に上がって研究職を目指すのも、自分にとって悪い選択肢ではないし、経済学は結構面白いし、魅力的ではある。でも自分自身は学者タイプじゃないなぁと思えたり、難しいことは頭の良い人に考えてもらうのが効率的とか思っていた。性格も能力も学者向きじゃないと思えるし、昔から現場に近いところで働きたいという思いも強くて、基本的には就職志向で考えていこうとM1の後半頃から考え始めていた。でも今でも、自分の中の揺らぎがはっきりしたわけでもないし、半ば成り行きだなぁと思ったりもする。いい加減な面があって、ちゃんと考えて行動しなくちゃと思わないわけでもないけど、今までの進学や編入や、大学院進学で学校変わったのも、それほど深く考えずに半ば成り行きだったけど、その結果、面白かったり、充実した日々だったので、あんまりシビアに人生を考えなくなったのかもしれない。そういうわけでとりあえず就職志向で、もしかしたら博士課程かな?みたいなことを曖昧に考えていた。   

 ちなみに東京大学経済学研究科の近代経済学専攻では博士課程の進学要件として、ミクロ経済学、マクロ経済学は優、基礎計量は良以上をとることが必要となっている。当初はミクロ経済学、基礎計量が特に危険っぽいと思っていた。でも良になってしまい、制約に引っかかってしまったのはマクロ経済学。(マクロ経済学でこけてしまった主な理由+半年前から似たようなことで悩んでる自分)
 しかしいくらなんでも一度失敗したら、「さようなら〜〜 さようなら〜」ってのは厳しすぎるということで、ミクロとマクロに関しては追試や再履修が用意されている。基本的には就職志向でいこうとか考えていても、博士課程に進学する可能性もゼロではないので、きちんと博士課程進学要件を満たすため、4月19日に博士課程進学資格のマクロ追試を受ける必要があった。前は、しょぼい勘違いから大きく点数引かれてしまったけど、落ち着いて解けば、きっとなんとかなるだろうと思っていた。 

 ところが試験会場の部屋に入った時にも寒いなぁと思っていたのだけど、試験開始して5分位してくると、すごく寒く感じ始めた。急性の風邪かなとも思いながらも、なんとか解いていた。しかし開始30分頃には頭の正面10時に偏頭痛がしてきて、集中できなくなってラグランジュアンも満足に解けなくなってしまった。
 そうは言っても、ここで止めるわけにはいかない!と思って、博士課程のTAの方の上着が目の前の机の上に置いてあったので「すいません、寒気がするので、その服、貸してください。」とお願いした、TAの方もびっくりしていたが、僕自身もこういう要望をする自分にびっくりしていた、人間はせっぱ詰まると、普段考えない行動や言動を起こすものだなぁと我ながら思った。他人に服を借りたのは、高校の体操着以来かもしれない。

 マクロTAの上着上着を装備する[暖かさ+2、すばやさ-1、マクロ力+2]。 しかし、僕の状態は+2程度でどうにかなるものではなく、相変わらず悪寒はしてるし、微分をすると頭の正面10時がいたくなる。足はジーパンだから寒いけど、頭はボーっとして足寒頭熱になっていた。後半はまだ多少、頭が回ってなんとか、書いていった部分もあるけど、あの答案では優は取れないなぁと思う。(゚0゚")今年一年間、マクロ経済学を再履修して、優をとれば博士課程への進学要件を満たすことは出来るけど、それには手間がかかるし、優先度が高いことが他にあるので、そっちに集中して、多分マクロの再履修はやらないと思う。どうやら博士課程へ行かないじゃなくて、博士課程へ行けないという状況になりそうだ。

 これは一生懸命、研究者の道に専念して努力している人もいるのに博士課程を保険扱いみたいに考えていたことに対しての罰かなぁとも思ったり、お前は研究者になるな!という神の思し召しかとも思ったりもする(本当は、不可知論者ですけど)。そんなこんなで些細なことで大きく人生の道が変わってしまうもんだと思ったりする。というか客観的に考えれば、どーなる僕の人生(゚0゚")という感じだ。数年前ならこういう時、悲壮感があったのだけど、今はあんまりないなぁと思ったり、あんまり悲壮感がないのが逆にやばいなぁと思ったりする。投げやりになっているってこともないと思うのだけど、こういう人生を左右するみたいなこともホームページのネタになってる。これで否が応でも、某試験勉強にコミット出来てしまう(^_^;)。これを背水の陣とか、やけくそって言うのかな。人生の1年後が見えなくなってきた。けどそれも面白かろう、みたいな。

 その2日後の21日の日曜日には、元編入の3人で集まってウチの下宿で焼き肉をした。当初4人の予定だったが1人は風邪で来れなくなった。風邪が流行っているのかな?。それぞれの人生にいろいろ思うところがあったり、苦労があるんだなぁと話をした。3年前とかに初めて編入で会った時に、まさか東京(埼玉)で再びこうやって集まるとは思わなかった、あの時から考えれば、こういう人生歩むとは思ってなかったとかも話していた。
 過去から現在があって、未来につながるわけだけど、今は3年前からは考えられないところにいて、考えられないことをしているから3年後もそんな感じなんだろうか?といい加減に思ったりもする。人生いろんな所で、いろんなきっかけで変わったりしてしまうし、その時は些細なことに思えても、後から考えれば大きな転機だったなぁと思えることもけっこうある。自分の考え方や、(その場しのぎの)人生プランも逐次修正されている気がします。とりあえず、生きていこうということで、今できることに努力していきたいと思っております。 


もうちょっと未来 (2002年4月25日)

 その4日後の今日、(厳密には昨日発表があったみたいだけど)マクロの試験の結果発表があった。合格者番号の中に僕の学籍番号あって、なーんだ合格しているじゃないか。ヽ(´ー`)ノあのラグランジュアン不能状態から立て直して試験をパスするとは。すごい御利益だ

マクロTAの上着きらきら[暖かさ+30、マクロ力+50]

 というか合格者数、多すぎません?って言うくらい合格しているじゃないか。これは本試験で落としすぎた反省が入っているのかな?ラストの変形Lucasモデルのハミルトニアンがきちんと解けた人ってほとんどいないだろうから、合格者の素点がそれほど高いとは思えない。きっと、かなり基準点が低く設定されたのだろう。相対評価の側面があるならば、今回の寒気のお陰で「まともに解けている人少ないなぁ。作問が悪かったのかな?基準点を下げよう。」と先生に思わせたのかもしれない。もしかしてこの寒気は誰かのためになったのだろうか。
 悲劇のヒロイン化していた19歳アイドル大学院生の起死回生の陰には、寒さに震える男が1人いた可能性がある。世界に羽ばたいていくアイドルの野望と栄光はいずれ世界中で語られ、歴史に刻まれるだろう。しかしその陰で踏み台となった(かもしれない)男のことが語られることは決してないので、ここで陰の歴史を自分勝手に語っておこうと思う。 

 そんなこんなで、不意に博士課程進学要件の成績を満たしました。しかし3年後どころか、4日後のことも見えていない僕は、これからどういう人生を歩むのでしょうか(゚0゚")。