おしまいと始まり (2001年1月17日)

 インゼミと懸賞論文が終了し、ようやく平和な日々が戻ってきました。時間がゆっくり流れているように感じます。懸賞論文の方は苦労の割には、導出しようとしていた進学の収益率が、この導出方法では意味がないんだ!って感じで当初やろうとしていたことを自己否定する形でまとめました。題目の提出から方向性が変わったので、〜家計投資と政府投資〜という内容に合わないサブタイトルがついています。(論文・レポート

 収集していたデータの大半が無駄になったし、国立大学や私立大学を明示的に分けた議論となりませんでした。(費用面で分けることは難しくないけど、あまり意味がない)。論文としてのアウトプットだけが成果ではないので、そういう意味では今後の人生なりに生かしていければいいと思います。やはり実質、始めたのが院試後の10月からで、それまでは時間稼ぎに徹していたのが痛かった。何にでも下ごしらえが大事だってことです。
 エッセイではなく、紹介ではなく、パッチワークではなく、少しでも付加価値を付けた論文を書くとなると自分が如何に無能で無力かということが分かります。必要とされないと自分がどの辺りにいるのか分からないけど、必要とされると何もできない自分に気が付きます。でも自分が如何に頭が悪いか、無力かっていうところから始まるわけですから、それはそれで良しとしましょう。要するに今後も頑張っていこうということです。今まで忙しさの中で保留にしていたミクロ勉強会、公共経済勉強会、大学院への準備、レポートをきちんとこなしていきたいと思います。 

 ところで引っ越しや新居の準備もしないといけないなぁと思いつつ、インゼミ終了の次の日に東京に残って周辺の住宅事情を調べてきました。現在は大阪大学まで自転車で5分の距離に住んでいていて2部屋+台所で5万円代ですが、東大の本郷周辺だと1ルームでも7万円代になっちゃったりするので、どのみち最低1本は電車に乗らないといけません。もともと都会はあんまり好きじゃないし(行くのは良いけど、住むのは嫌)、ワンルームとかはどうも窮屈で、新しさよりも広さ重視で、住宅費だけではなく生活雑貨や食料も高いので、埼玉県に住もうかなと思い始めました。
 というのも2ヶ月後の2001年3月から東大前駅のある地下鉄南北線が北の埼玉県の方に伸びて乗り換えなしでいけるようになるのです。電車もホームも新しく、空いているし、朝でもゆっくり本が読める環境だし、東京大本郷キャンパスに出るのにも都心に出るにも面倒は少ないので、この辺りに決めようかなと思ってます。【地下鉄 南北線延長】まだ本決まりではないのですが、このままだと兵庫県民から大阪府民になって、次に東京都民へとランクアップしていくのかと思いきや、再び県民になる可能性が大きいですね。

 それで賃貸マンションを探してみましたが、関東では入居するって言ったら完全に家賃を払い始めないといけないらしく、キープするだけってことは、ほぼ100%無理らしい。(関西ではたまにOKのところもあるけど)供給側としたら、住もうが住むまいが関係ないから当然と言えば当然だけど、貸し手市場の傾向が強いってことかな。3月に建つ新築ならキープできるけど新しさよりも広さ重視なので今、新居を決めるわけにも行かず、前期試験の発表前にもう一度東京に行くことにしました。
 引っ越しも馬鹿にならないお金がかかるし、やっている図書館バイトと生協バイトの軽めのバイト収入では焼け石に水です。かといってカツカツに詰めると消化不良になってに余計に時間の使い方が下手になってしまうので、空き時間を作っておくことも必要です。そこそこ収入があるバイトをすると、勉強の方の時間が足りなくなるし、ジレンマです。22歳にもなって少なくとも後2年仕送りして下さるお父さん、お母さん、どーもすいません<(_ _)>。また望む望まざるに関わらず、国立大学を通じて僕のような者に投資して下さる国民の皆さま、誠に申し訳ありません<(_ _)>。できうる限り頑張っていく所存ですが、あんまり期待しないで下さい(・_・; 。